波瀾

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心の余裕について

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「仕事ばかりしすぎて、退屈で、自由に過ごせなくて、だから不快感に襲われているのだとしたら、食べ物でなんとかならないか」と思い、とにかく身体を楽にする栄養が盛りだくさんの食事を作ってみた。疲労回復の豚肉、その吸収を助けて悪いところを取り除いてくれるトマト、ビタミンACEのピーマン、トマトの酸味を和らげるためにバターを入れて少し食べごたえある食事にしてみた。砂糖と片栗粉の消費にも一役かって、できあがったら、少し心が楽になった。楽しいと思えた。彼女に会いたくなった。今日自分が感じた心の動きは、いわゆるメタ認知をできるようになったと認識してから初めて自覚した。信頼していた人に攻撃されたと感じた瞬間、心は動揺していて、冷静さを失って、理性の声が小さくなって、理性とも欲望とも違う、感情が言うことを聞かなくなる。この人とずっと一緒にいたいと、関係を続けていきたいと願っているのに、関係を続けていくために必要な手を打とうとしない。むしろ、連絡を返さなくなり、というより、返したくなくなり、とにかく拒絶してしまう。心の底では「そうじゃない」と声が響いてるのに、思った通りに動けない。喜ばせたい相手を批判して不快感を与えたり、遠ざけて向こうからまた近寄ってきてくれるのを待ってしまう。隠れて探してしまうのを待ってしまう。そうやってまた相手が自分のことを大事にしてくれているか確認しているのか。冷静じゃない、動揺している、疲れている時にだけ起こることだから、そうなったと認識した途端に眠ればいいだけのこと。それで一応は解決する。ただ、この反応の根本にあるのはどんな過去の経験、無意識なのか。以前、「愛されなかった時どう生きるか」という本を読んだことがある。きっとその本の内容そのものなのだと思う。疲れていると、自分の存在を確認したくなるのだと思う。そうやって安心しているのだと思う。これまでもそうやって関係をいくつも壊してきた。でも今は自覚できるようになった。ここまで数回、コントロールできた。簡単なこと、意固地になる自分を押さえつけて、理性の声に従うだけ。間違えたなら、謝って、また冷静さを取り戻してから誠実に向き合っていけばいい。きっと、誰と付き合っていってもそうだ。というより、誰しも少なからずそういうところはあるのではないかと思えてきた。本当は仲直りしたいと思っているのに、ごめんなさいがいえない。こうしている今もLINEを返すことができずにいる。彼女に会いに行くまいと考えている自分がいる。疲れ、疲労、動揺、これらが全てを狂わせる。心の余裕こそが全てを上手くいかせるために必要なものだ。