波瀾

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スマホを忘れて帰った話

 

スマートフォンを忘れて帰ってきた。手を振って車から離れ、改札に入り、階段を上りながら、ポケットを触ってもスマホがないことに気が付く。駅員に一言伝え、駅前のロータリーへ戻った時にはもう車はなかった。電話番号を覚えていないので、呼び戻すこともできない。スマホを忘れていることに気づいた彼女が持ってきてくれるかもしれないことと期待して新幹線を待つ以外の選択肢はなかった。そのまま新幹線に乗って雨の中帰宅した。よって、この一週間、外出時にはネットから切り離された時間を過ごすことが決定した。

 

スマホがないと、とにかくすることがなかった。ヒマだった。手元にはバッグ、書類、お弁当箱、水筒、ペンとメモ帳のみ。ペンとメモ帳があれば感じたことを記録することができる。今は22時なので、寝るわけにもいかない。(帰ってから寝られなくなっていまう。)そこで、「今、スマホがないと何ができて、何ができないか。」について書き出してみることにした。新幹線の中、電車待ちの時間、電車の中、メモ帳を開いて何かをメモしている人がいたら、あなたはどんな目で見るだろう。私の周りにいた人はとても不思議そうな目でこちらを見ていたように思う。以下は、目線を感じながら書いたメモ。

 

スマホがないとできないこと】※私のように何も持っていない場合

・電話できない

・LINEできない

・誰とも連絡を取ることができない

・電車の時間を調べられない

・漫画を読めない

・最新の話題、トレンドについて情報が何も入ってこない

・家計簿をつけられない

・料理のレシピを見て何を食べるか決めることができない

・目覚まし時計が鳴らない

・写真を撮ることができない

・買い物できない

・音楽を聴けない

・予定を管理できない

・給与明細を見られない

・風呂でYoutubeを見られない

・気にあることがあっても検索できない

・今何時かわからない

 

どこにいても、歩きながらでも何でもできたのに、時間を有効に過ごすための手段を失った気がした。感じて考えたことをメモ帳に書き出すことしかできなかった。

 

では、スマホがないからこそできることはないだろうか。新幹線の外の風景なんてスマホがあっても見ている。周りの人の様子を眺めて、雰囲気を楽しむことだって、スマホがあってもしている。一人だから話す相手もいない。

 

スマホがないからできること】

・普段は気が付かないことに気が付く。

例:駅員室にある無事故の誓い、自然にスマホで自分の顔を映して変顔している女の子

・ヒマすぎて顔のマッサージに費やす時間が増える。

・メモ帳に書きなぐって不思議な目で見られる。

・ひたすらヒマなので、周りの人をジロジロと見てしまう。

 

以上。本を持っていたり、誰かと一緒にいたりしない限り、本当にすることがないと気付きました。何かしてないとイライラしてしまうのもどうかと思うので、スマホがないならスマホなしで今を楽しんでみるとします。スマホを忘れないように、どうかお気をつけください。(明日、別のスマホを契約しに行こうかと思うほど困っています。)